明日14日が成人式ですが、飯舘村では一日早い成人式をが飯舘村役場機能のある福島市飯野町の学習センターで行われました。成人者82名のうち61名の出席でした。女性は全員が振り袖姿で、避難生活の中で着付けはどこでしてきたのかな?とか、お馴染みの美容師さんにお願いしたのかなとか想像してみました。そういえば、四十年の前の私の成人式は、宇都宮市で学生時代、前夜に寮近くの美容室で髪を結っていただき、1月15日の朝に、母が用意してくれた御所車模様の振り袖を寮の舎監だった恩師に着付けしていただいたことを思いだしました。私はもう還暦を過ぎているので、恩師は何歳になったのかな?とこのブログを書いていて急に気になってきました。
来賓として成人式に出席したのは2度目ですが、印象深かったことを3回に分けて書いてみようと思います。
1回目は、新成人者へのメッセージで、民話の語り部後藤M姉のお話から。
「貧乏神と福の神」一生懸命土に生きている男と嫁が、播いた種を鳥に食べられても、実った作物をイノシシに食べられても諦めることなく働き、その夫婦の所に福の神がやってきて幸せに暮らしたというお話です。
「までい」に村づくりをしてきた飯舘村で育った新成人に「までい」に生きて、力を発揮してほしいとお話を結んでくださいました。民話の中に先人の知恵を見せていただきました。