夫と奈良市にやってきました。ある視察研修が目的の旅ですが、夫が新幹線の中でポツリと言った言葉は、「こんなにゆっくりクニさんと旅をするのは、湯布院に行った時以来だね」と。
湯布院に行ったのは、私が公務員を早期卒業した平成16年だから8年も前になります。20年近く前に、飯舘村の第一回若妻の翼で海外研修した仲間と湯布院に行った時に、街全体がアートだと非常に感動して、夫と一緒にもう一度来たいと素直に思い、私の退職記念に実現させたのです。しかしここ数年は、夫からの旅行の誘いは断り、昨年12月に計画した夫の退職記念の奈良・京都の旅もある一言が原因でキャンセルしました。それが今回、視察研修という形で奈良にやってきた訳です。レンタカーを借りて、夫のカボチャの種を通してつながった脱サラ農業者を訪ね、ホテルに入ってテレビをつけると、鎌田實先生の「がんばらない」を放送するところでした。夫にも観るように誘ったら素直に応じてくれ、二人で観ていて大事なものを取り戻しました。
お互いに相手を変えようとがんばっ
てきましたが、そんなことにがんばるのはやめようと思いました。明日は視察先の三重県境までドライブしますが、降水確率80%の予報。しかし、快適なドライブになると信じたいです。